スポーツ科学 講師:成瀬野生 ▶ 平成20年7月23日(水)
平成20年7月23日(水)に白馬村役場2階会議室において「白馬村スポーツ少年団等選手育成研修会」が開催されました。研修会の内容は、「①熱中症予防」「②スポーツ科学」の2本立てで行われました。今回はその中の2番目のスポーツ科学について、ご本人の許可を得ましたので掲載してみたいと思います。
それでは先ずは講師の先生のご紹介をします。
講師の成瀬野生氏は、スキーノルディック種目クロスカントリー競技のトリノオリンピック及び世界選手権の日本代表です。左の小さな写真をクリックすると講演会時の成瀬講師が大きな写真で表示されます。
それでは順番に講演内容を掲載していきます。
なぜ体は動けるのか?
- エネルギーがなければ人は生きていけない(お腹がすいていては力は出せない)
- 人間は食べ物からしかエネルギーは摂取できない
- 毎日の食事がエネルギーのもと
- 毎日の食事が体をつくる
食べ物の栄養成分
- エネルギーのもとになるもの
糖質(ご飯)、脂肪(油)、タンパク質(肉) - 血や肉、骨のもとなるもの
タンパク質、ミネラル - 体の調子を整えるもの
ビタミン、ミネラル、食物繊維
糖や脂肪がエネルギーになる
- 糖・脂肪 → 二酸化炭素、水になる
↑ 分解されるときにエネルギーが発生
(多くの化学反応や段階を通りゆっくり糖、脂肪が変化する) - 筋肉が動くことができる(伸びたり、縮んだり)
筋肉について
- 筋肉は繊維の集まりからなる
- 筋繊維には2種類ある
スロータイプ(遅筋)・・・細くて力は弱いがつかれにくい
ファーストタイプ(速筋)・・・太くて力は強いがつかれやすい
※ジュニアはファーストタイプは未発達
トレーニングの基本(バランス)
休養・練習・食事の正三角形を意識する
ジュニアに必要な知識
- 成長期は大人よりも栄養補給が大切
- エネルギーをためるタンクが小さいため、こまめな栄養補給が大切
(運動後はすぐに糖質をとる) - 季節に関係なくトレーニング中はこまめに水分補給をする
(スポーツドリンクがよい) - 運動後は体のケアをしっかりする
(筋肉が固くなり骨などの成長を妨げてしまう)
ジュニアに必要な知識②
年齢に応じたトレーニング(発達のパターン)
- 11歳以下・・・色々な運動をする(脳、神経系)
- 12~14歳・・・持続的な運動(循環器系、スタミナ)
- 15~18歳・・・力強さ(筋力トレーニング)
- 19歳~ ・・・専門的トレーニング
※あくまで目安であり、個人差がある
アドバイス
- スポーツを楽しむ(結果にこだわらない)
- 何でも挑戦する(失敗を怖がらない)
- 将来の目標をしっかり持つ(小さな目標と、大きな目標を立てる)
- 工夫をする(自分の特徴を知る)
- 興味を持つ(人の話をしっかり聞く)
アドバイス② 応用編
- 色々なスポーツ・運動をする
- 自分の体重を使った筋トレをする
成長ホルモンを活発にする
本格的なトレーニングは高校から - 向上心を持って何でも取り組む
(自分は何でもできると思う・最後まで諦めない気持ちを持つ) - 心技体
感謝の気持ちを忘れない
- 一人では何もできない
チームメイトを大切にする
チームで協力する - 周りの人たちに感謝する
(家族・コーチ・先生・お世話になった人) - 挨拶をきちんとする
◀ 講演にきていた子供たちをパチリ
みんな一生懸命お話を聞いていましたよ!


