別世界

 

ときどき全てを
投げ捨てて
消し去って
壊してしまいたくなる
自分で積み上げてきたものさえ
意味のないもののような
いやむしろ大切な物だからこそ
それに囚われてしまいそうで
そんなものはいらないと
そうやって今まで生きてきた
だから何も残らなかった
全ての人々は去って行く
さようならという言葉さえ残さずに
当たり前のように隣に座りながら
どこか別の世界にいる

-200905-