小さな魂

 

小さな部屋に 小さな魂が眠り
突然 私がひとりになる
孤独とは あなたを知ることだという
他人を知ること 自分を知ること あなたを知ること
全てを知ってしまうことで 嫌悪感を抱くこと
ひとりで居たいと思うこと
それなら無知でいたかったと思うこと
だったら無知こそ孤独の対義語だ

それでも私はあなたを知りたいと想うこと
それなら愛は孤独だろう
信じられないこと 信じないこと 信じたいこと
小さな瞳がとじること
大きな瞳から零れること
あなたが倖せでありつづけること

その哀しみは 愛していたことのしるし
ふたりだった小さな部屋に
突然 私がひとりになる

哀しむ私を 哀しむあなたを 知っていること
同じ空の下に もういないこと
それでも繋がっていること
だから人は時として 孤独でいたいと願うこと

大きな空に 太陽がひとつ浮かぶ
それならあなたは太陽だろう
孤独は愛にもなり 悲しみにもなり 光にもなり

私の瞳は 太陽になにも求めはしない
太陽は 不安になる必要すらない
だから倖せに 小さな目をとじて
その哀しみと同じ大きさに
明日が倖せであるように 夜にして

-200805-