「孤独」の詩

 

「私」が「私」に「こんにちは」 して
孤独がはじまった
「私」が「私」に「さようなら」 して
孤独がおわった

「私」がいなくなって   探したとき (誰か)をみつけた
たくさんの(誰か)が 「私」になろうとして 心に入ってきた

(「繋がってるね」)

だからもう 「私」は「私」を必要としない
「私」は(誰か)を 必要とする
その(誰か)は (どこかにいる私)

(どこかにいる私)は もう「私」を必要としない
やがて
(どこかにいる私)は {どこかにいる誰か}を必要とし始める

その{どこかにいる誰か}が
<どこにいるのかもわからない私>を
必要としているのかもう「私」には知る由もない

「私」が(誰)なのかもわからないのに
孤独を感じることなどできる筈もなく
もはや<どこにいるのかもわからない私>は
「(どこにいる私)だかもわからない{どこかの誰か}である」

「こんにちは」
「さようなら」

-200706-