言葉は光にも似て

 

言葉を紡ぐことは
なにか涙を流すことにも似ていて
本当に頭の裏側がふるえないと
書けない

けれど簡単に書き出してしまう言葉が
フェイクに思えてきて
偽りの涙にも似ていて

「言葉を書けなくなってきた」としか書けない

共感を求めることと 自己満足を同時に
満たそうとしている己に嫌気が差す

そういう一切合切の感情を飛び越えて
迫りたいよ真実に

私は生きている

無意味な画面に映る 無意味なあの言葉

それを一瞬という 永遠にも似た
光が照らしている
その光を見ている私さえもが
永遠であるように思えてくる

だけどもうどこにもいない
いや いるよ≒ここに いるよ≠そこに いるよ
その関係性の狭間に 一瞬 何かが見えた筈

私はそれを探り出そうと言葉を
その闇に向けて投げかける
応答は まだ ない
ただ光にも似た言葉が
記憶の中で微かによみがえる

なんだかは わからないけれど

どんなに無意味なものでも
そこに何かを感じたのなら
たぶんそこからはじめれば
何もかもが見えてくる

-200711-