テイク5
どうしてこんなことに
「気づいた」んだろう
僕の身体は身動きできなくなった
ベッドに横たわる「毛布の重み」
必ずいなくなる日が訪れることを知っていた
要するに僕は「時限爆弾」のようなもので
ただ違うのは爆発しないで消えること
「言葉」を吐き出してこの記録は
紙や磁気によってとりとめられている
だけに過ぎない
「意味」のない毛布の中で
有機ELが「君の名前」を表示する
ああ、君は残したんだね世界に
「心」を 僕はなにも残さないで
たぶん消えて 「それでいい」
必ずいなくなる日が
訪れることを
知っている
リピートできない毛布の中で
リピートする音が爆発する
身動きできなくなった僕の身体の
心拍数は「ゼロ」になって
爆発した僕の宇宙が「はじまる」
-200804-