僕には、なにがなんだか解らなかった。君は『自由』を欲するのに、『孤独』を嫌う。
「孤独であることこそ、最大の自由じゃないか」
「確かに孤独であることは、自由であることだ」
「そうだろう! 孤独と自由は紙一重。表裏一体さ!」
 僕は強く言った。君はなにも言わない。僕を見据えながら、静かに笑った。
 それは、まさしく『同情』。思い遣り、情け、労わり、憐情。
「孤独な自由は無意味なんだ」
 わかるかい? 彼は優しく僕を哀れんだ。
「僕にはちっとも解らない」
 解れないよ。






孤独≒自由

(だって、人と関わることほど不自由なことなんてない。)