■長野電鉄8500系 模型製作用簡易資料  <ver1.0 最終更新 2006/01/24>

今のところ資料としては今一つです。 簡易として他サイト様の情報と合わせてご使用ください。

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 長野電鉄8500系は、ご存知の通り新5000系の投入で余剰となっていた8500系を再組成し、寒地対策やATSへの対応等を施して
長野電鉄へ譲渡された車両です。 地元新聞の報道によると新特急車(元小田急Hi-SE)を含め9本の新車導入との事から、この8500系は
合計7本の陣容になると推測されます。 20m級車両は新OSカー10系以来、4扉車は初代OSカー0系以来の入線です。

模型的にはそれほど大きな改造点は見当たらないものの、やはりより近い姿を再現するには実車取材が肝要と思い、短い時間でしたが
気付いた部分等をまとめてみました。 今後また取材に行けましたら随時加筆して行きます。  データは2006年1月

*立ち入り禁止区域からの撮影は許可を頂いております。           関連ページ:長野電鉄3500/3600系模型化用資料



=編成種車と特徴=

編成 T1 T2 予備車
←長野  湯田中→ デハ サハ Pデハ デハ サハ Pデハ その他デハ8718/8824が合わせて譲渡されています。
現在須坂駅庫内に留置、車番は消されています。
長電車番 8511 8551 8501 8512 8552 8502
東急時代(種車車番) 8601 8903 8501 8602 8908 8502


東急8500系には、車体屋根肩形状に初期のRが浅い形状とRが深い形状(軽量車体)がありますが、先行投入されたT1・T2編成については、
全て屋根肩Rの浅い形状の車両が種車で、GMキットと同形状なのが好都合です。
ちなみに、東急で言う8501〜8530/8601〜8630/8701〜8749/8801〜8840/8901〜8946がこれに相当するそうです。
また、T1・T2では車側灯も丸い(レンズは横長)の形状です。

東急の編成ではMM'ユニットは隣合う形で組成されていましたが、長電ではユニット間にサハを挟む形で組成されている事が特徴です。
その為、サハにはユニット間の配線が追加されているようです。>模型的には関係ないかな?
パンタ車は湯田中寄り先頭車850* 1両のみ、手動のかぎ外し線が追加され、これに影響して避雷器が移設されています。

編成番号は、かつてやはり東急から譲渡されて活躍した2600系(元青蛙5000系の3連仕様)と同じ””が冠されています。
また、長電には4桁車番は18m以下に採用、20m級には2桁を採用する法則がありましたが、この8500系でこの付番法則が崩れています。
ただ、付随車には下2桁目に50を足す法則は生きているようです。



=模型的改造点=

模型化するにあたって、目立つ相違点を挙げると次の通りです。
特に<1><3><7><8>を押さえておけばNゲージでは十分と思います。 余力があれば<5><6>を表現すれば尚良いかと…

<1>T車室内仕切り(片開き式貫通扉)の設置と、これ伴う妻面戸袋の設置改造
<2>元妻面IRアンテナの撤去(8551のみ)
<3>パンタカギ外し新設により移設された避雷器
<4>クーラー開口部に、冬季の雪吹き込みを防止する為の塞ぎ板取り付け用ステー(アルミ製)を新規取り付け
<5>ATS対応の為に車上子の取り付け
<6>一部床下機器の耐雪化(ケースに収めるなど)と保安ブレーキ関連の追加
<7>前面方向幕等のLED表示化
<8>車番社紋等の変更とワンマン表記

その他、車内にはドア上部にLED表示器やドアチャイムの設置、座席下寒地向け強化ヒーター、モーター出力の変更や運転台スイッチ類の
小追加、台車にはレールヒーター取り付けなどが見られるものの、これらは模型化にはほぼ関係ないことからここでは取り上げません。



=解説と画像=

<1><2>妻面関連
車体の大きな改造点はサハの妻面が主です。
サハ両妻面に片開き式の貫通扉を設置しており、この扉の追加と幌枠部分と一体形状の戸袋を追加改造するとそれらしくなります。
東急でも一部編成(8604F〜8630F)の8号車サハ890*に見られる形態と同様かも知れません。 戸袋を車体外側に新設する工法です。
この戸袋の反対側には東急時代からのはしごがそのまま設置されています。

また、東急時代の3号車サハ(長電ではT1のサハ8551)に設置されていたIRアンテナは撤去されており、この部分の転落防止幌が
T2の8552と異なり、東急時代の8551は小型のものが一枚付いておりましたが、新たにもう一枚同じもの?が追加されているようです。

8552(貫通扉の様子)
<湯田中                                                          長野>
8502 8552 8552 8512
<長野                                                          湯田中>
8512 8552 8552 8502
転落防止幌が恨めしい… 次回覗き込んだ画像を撮影して来ましょう。


<3><4>屋根上関連
目立つところとしては、パンタ車の避雷器が第3〜第4クーラー間へ移設されており、新規配管で繋がっています。
設置位置は車体中心線上ではなく、若干オフセットしているようです。
長電在籍車は全て手動のカギ外しを設置する事になっているそうで、これの配管に干渉する為の措置と推測されます。

クーラー開口部には、雪吹き込み防止板を取り付ける為のアルミ製ステーが取り付けられています。
しかし、GMキットでは開口部淵のモールドが大袈裟な為、この上にそのまま追加加工表現すると"煩い"かも…
銀色に光っているので色だけで表現する方法もアリかも知れません。
>この部分、画像の冬仕様の状態ではステーが見えず、ご好意で外して見せて頂きましたが、これまた撮影は出来ず…
そんな訳で次回取材時にでも追記出来ればと思います。

8502斜俯瞰 8502パンタ部分俯瞰(反対側から) 8512(3536)俯瞰
8502縦俯瞰 8502俯瞰 8552俯瞰


<5><6>床下関連
東急では軌道回路式ATCでしたが、長電はATSとの事で、先頭車には車上子が新設されています。
また、今回の取材では上手く撮影出来ませんでしたが、一部床下機器の追加と形状変更があるように見えました。
ただ、全体に東急時代とそれほど変わってはいない様にも見られた印象があります。
また台車は基本的に東急TS、GM若しくはKATOリゾート21用が使えそう、一部にはレール塗油機が取り付けられているようです。

T1編成及びT2の反対側は撮影出来ませんでした。
また以下の画像も資料としては今一つですのでこれまた次回追加出来ればと思います。
8511(前面周り)
<湯田中                                                          長野>
8502 8552 8512


<7><8>表記・表示関連
前面/側面方向幕・種別幕がLED表示になっており、上手くステッカー等で自作すれば表現出来そうです。
また、2000系車両に不足が生じた場合の臨時運用(この場合料金不要)用に特急A特急Bなどの表示も含まれているようです。

車番表記の書体(フォント)は東急と同じ(もっと言えば国鉄車番フォントと酷似)、妻面コックを示す三角マークもそのまま残されています。
また、社紋は東急マークがあった部分にプレートを介して表記、プレート大きさは縦400mm×横495mm、社紋○の外径は295mmです。
その他、前面助手席側窓には編成表記とワンマン表示があります。

車番用FONTのダウンロードはこちら

側面社紋




=更新履歴=

・2006/01/24  ver1.0 初版アップ


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